国立西洋美術館

国立西洋美術館

竣 工:1959(昭和34)年 発注者:文部省 設計者:ル・コルビュジエ 監理者:坂倉準三、前川國男、吉阪隆正、文部省管理局教育施設部工営課 施工者:清水建設 所在地:東京都台東区 備 考:世界文化遺産【2016(平成28)年7月17日登録】     国・重要文化財【2007年(平成19)年12月21日指定】

本美術館は、戦後フランスから日本に返還されることとなった松方コレクションの収蔵先として計画された。設計を指名された巨匠ル・コルビュジエの作品において、打放しコンクリートの品質管理は施工の要であった。監理を任された建築家 前川國男は、フランスのオーギュスト・ペレ事務所に留学した経歴をもちコンクリート施工の名人とうたわれた当社の森丘四郎を現場主任に指名した。 森丘は一流の職人達とともに、丁寧な手仕事をもって応えこれを完成させている。その後1995(平成7)年の阪神・淡路大震災を機に、その意匠性を損なわない耐震改修が検討され「免震レトロフィット」が採用された。これは建物地下を掘削し、鋼製杭で建物を支えつつ、免震装置を設置する工法で、当時は米国以外に前例がなく日本初の試みであった。