当社の創業者である初代清水喜助は、大工棟梁でした。導入展示では、初代喜助以前の近世大工棟梁の歴史を紹介しています。 このコーナーに展示してある多くの資料は、1928(昭和3)年に、甲良家の末裔の方よりお譲りいただきました。甲良家は、代々、江戸幕府の作事方大棟梁を務めた家系です。このコーナーの最後には、甲良家が日光東照宮本地堂の上棟式のために制作した儀式道具を展示しています。当社では、現在も、この儀式道具の複製を使って、仕事始めに手斧始式を行っています。 初代喜助は、15歳で郷里の富山を出て、日光東照宮で宮大工の修行ののち、江戸に店を構えました。その日光東照宮に所縁のある儀式道具を当社が譲り受けた縁もあり、初代喜助に受け継がれた近世大工棟梁の伝統と文化、そしてその精神の象徴として、こちらに展示しております。