竣 工:1914(大正3)年、1926(大正15)年改築 発注者:森村銀行 設計者:清水組(田中実) 施工者:清水組 所在地:東京府東京市日本橋区(現 中央区)
竣 工:1914(大正3)年、1926(大正15)年改築 発注者:森村銀行 設計者:清水組(田中実) 施工者:清水組 所在地:東京府東京市日本橋区(現 中央区)
現在の「森村グループ」創始者 六代目森村市左衛門は、1876(明治9)年に陶磁器を輸出する貿易業 森村組(現 森村商事)を起し、2年後にはニューヨーク・マンハッタン六番街に現地法人を構えた日米貿易の先駆者であった。横浜正金銀行と日本銀行の設立時からの役員でもあった森村市左衛門は1897(明治30)年に森村銀行を設立した。 その二代目社屋となる本建物は、我が国最初期の鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造建築であり、石積みと鉄骨から吊下げたテラコッタを型枠にしてコンクリートを打込むことで彫りの深い意匠を実現している。また温風暖房と蒸気ラジエーターを併用するなど、近代設備技術を取り入れた建物であった。関東大震災では被害が外装に留まり、1926(大正15)年に改築された。その定礎には、1914(大正3)年の新築時同様に「永世不朽」と刻まれている。